新人アルバイトの離職を防ぐための受け入れ体制の重要性を訴える図。明るい飲食店の店内で、新人スタッフがトレーを持ちながら少し不安そうな表情を見せる一方、周囲のスタッフはそれぞれの業務に集中している。上部には「新人アルバイトを遠ざける環境を、無意識につくっていませんか?」という大きな見出しを配置。左側には「初期教育がない」「指示ばかりで教えない」「フォローや声かけがない」「褒めることが少ない」「店長とのコミュニケーションが少ない」といった職場の課題を掲載している。下部では「受け入れ体制と教育を整えることで、人が集まり、居着くお店になります!」と示し、新人が安心して働ける環境づくりが定着率向上と店舗成長につながることを伝えている。

  

「いつも人がいない」
「人が足りなくて休みが取れない」

と嘆いている店には、驚くほど共通して、「新人アルバイトを遠ざける環境」が定着してしまっています。

恐ろしいのは、現場がそれを「良かれと思って」やっていたり、あるいは「仕方がない」と諦めていたりして、”完全に無意識のうちに新人を追い出す空気を作ってしまっている”ことです。

人不足を解決したいのであれば、まずは自分の店が、新人を「歓迎」しているのか、それとも無意識に「遠ざけて」しまっているのか?

 

 

チェックリストで分かる、離職率の高さ

 
まずは、このチェックリストで現実を直視してみてください。

離職率の高さをチェックリスト形式で解説した図。左側には「初日が週末」「教える担当者が未教育」「新人込みで適正人数しか配置しない」「OFF-JTなしで現場投入」「忙しいと放置」「洗い場ばかり担当」など、新人教育に関する6つのチェック項目を掲載。右側には不安そうな新人スタッフの写真と「3つ以上当てはまるなら離職率が高い可能性!」という警告メッセージを配置。下部には先輩スタッフが新人を指導する写真と、「受け入れ体制を変えるだけで、離職率は大きく変わります!」という改善提案が示されている。

 

・最初の入店日(初仕事の日)が、よりによって週末(忙しい日)
・最初に教える担当者が、教え方を”学んでいない”パートさん
・新人さんがいるのに、新人を含めた「適正人数」しかシフトに入れていない
・いきなり現場で仕事をさせる(OFF-JTなしにすぐに現場にいれる)
・忙しくなると、新人さんを洗い場などに放置したままにする
・ずっと、洗い場の仕事ばかりさせている

 

もし、この中で3つ以上「当てはまる」ものがあれば、あなたのお店の離職率は非常に高いはず!
きっと、アルバイトの受け入れ態勢が整わず、いつも「人が足りない……」と人手不足で悩まれていませんか?

 

「そもそも人が足りないんだから、すぐに仕事をやってもらうのは仕方がない」

そういう意見も聞こえてきそうですが、この状態のまま営業を続けても、ずっと「人不足」で悩んだままになります。だからこそ、できることから受け入れの仕組みや「教える側」の教育について少し考え方を変えるだけでも、離職率は大きく変わってくると思います。

 

 

先ほどのチェック項目ですが、実は、以前、あるご支援先で「特に悪気もなく、当たり前にやっていたこと」だったのです。案の定、この店では、新人さんの離職率が髙かったのです。

このチェックリストを冷静に見れば、誰だって「そりゃ、辞めるわ!」と思うはずです。それなのに、現場からは「また新人がすぐに辞めました」「あの子、やる気がなかったです」といった報告が上がってくる始末です。こんな状態で「辞めずに残ってくれる人」の方が、むしろ「変わっている」と思いませんか?

 

経営者や幹部は、離職率が高いことや採用費が増えていることに対して、非常に高い問題意識を持っているはずです。もちろん現場も「人不足」によって自分たち側に負荷がかかっているから、「とにかく人が足りない」とは感じているでしょう。

ですが、自分たち側にも「問題(原因)がある」とは誰一人思っていない
これが最も大きな問題ではないでしょうか?

 

 

 

「人が居着かない店」に共通する、現場の致命的な空気

「人が居着かない店」に共通する現場の問題を解説した図。明るい飲食店の店内を背景に、新人スタッフが不安そうな表情でトレーを持ちながら立っている一方、周囲のスタッフはそれぞれの作業に集中している。左側には「初期教育がない」「指示ばかりで教えない」「フォローや声かけがない」「褒めることが少ない」「店長とのコミュニケーションが少ない」の5項目を掲載。上部には「こんな空気が、新人を追い出しているかもしれません」というメッセージ、下部には「教育体制が整っていない環境では、新人の離職が当たり前になってしまいます」と示され、教育体制の重要性を訴えている。

 
では、なぜそこまで無自覚に、先ほどのリストにあるような「新人を追い出す行為」を平然と繰り返してしまうのか?

 

実は、こうした「配慮に欠けた受け入れ」が起きる背景には、店全体に流れる以下のような「人が居着かない店特有の体質」が、必ずと言っていいほどセットで存在しているように感じています。
 

・店長にコミュニケーションをとるのが苦手な人が多い
・社内にアルバイトの初期教育プログラムがない(自分たち流で教えている)
・店内の雰囲気が暗い
・指示が多い(作業を教えるというより、指示で動かすことが多い)
・教育を先輩のパートさんに任せっきり
・スタッフをよく見ていない(フィードバックがない)
・褒めることも少ない
・誰も仕事のフォローをしてあげない

 
このような「教育体制が整っていない環境」だと、最初のチェックリストにあった新人さんに対する無神経な受け入れが当たり前になってしまいます。
(皆さんの店では、上記に当てはまるようなことはありませんか?)

 

また、このような店は「忙しい店」であることも、「人不足」の問題に拍車をかけている可能性もあります。!

忙しいから人が普通の店よりも必要だということもありますが、「忙しいからこそ、アルバイトが集まらない」ということもあるようです。

これは、「同じ時給なら楽できる方がいい」という考えの人もいるので、一方的に店側が悪いとは言えません。ただ、店が忙しくて、働いている人に「余裕がない」ことで、何もわからない新人さんにとっては、周りが「怖い人」に見えたり、「店が殺伐としている」と感じたりしている可能性が高いのです。

こんな状況では、右も左もわからない新人さんが「ここで頑張ろう」と思えるはずがありませんよね。

 

つまり、「人手不足」というのは、「人が集まらない」という問題もありますが、それ以上に「人を遠ざける」環境を無意識のうちに、現場が作り出しているという現実があるのです。そこに、もっと着目すべきではないでしょうか?

 

 

 

採用の前に、「受け入れ体制」の仕組み化と教育を強化すべき!

 
今はどの会社も人手不足で困っていますが、「受け入れ側」の仕組みを整え、教育を強化することは、結果として採用数を増やすことに繋がります

 

さて、2月も中盤を迎え、3月になるとアルバイトさんの入れ替えが徐々に始まる時期です。この時期に改めて「アルバイト教育」のあり方を学び、新人アルバイトの迎え方や教え方を学ぶ機会を設けてみてはいかがでしょうか?

この出張勉強会をきっかけに、「受け入れ側」の仕組み作り、教育を強化し、少しでも「人で困らない」体制作りを進めていきませんか?

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