
数値管理の苦手意識を克服するためのページです!
数値管理力は、店長に最も求められるスキルといっても過言ではありません!ただ、「数値管理」というと難しいイメージがあって、また、多くの人が「難しい計算が必要」などと勘違いしていることもあって、なかなか取り組みが悪い店長も多いと感じています。これは飲食店経営コンサルティングの現場でも必ず直面する大きな課題であり、店長が乗り越えるべき重要テーマなのです。
大切なのは難しい計算ではなく、数値から現場の問題を発見し、改善につなげること。
ここで紹介するのは、日々の売上・利益の改善から、人件費・原価コントロール、そして実際の計数分析ミーティング事例まで、現場ですぐに使える実践的な手法です。
数値に苦手意識がある人ほど、ぜひ参考にしてほしい内容です。
①売上、利益が上がる、売上(数値、計数)管理の手法とは?
「どんな売上管理をすべきか?」
「店舗でどんな売上管理の方法をすれば、利益管理ができるのか?」
「売上管理って本当は何をすればいいの?」
などなど、売上管理に関する悩みや課題を抱えられている方は多いのではないでしょうか?
私が提唱する「売上管理」は、単なる損益管理ではなく、「売上・利益が上がる売上管理」です。特に、売上を上げるための売上管理のためには、店舗の問題点を早期発見しそれを改善する事で売上がアップしていくのですが、そのために必要なのが、「数値から問題点を発見する事」です。
ただし、一般的な売上管理の帳票を使った管理(売上、客数、客単価、FLのみを管理する)や損益管理では、実は「数値から問題点を発見する事」はできません。少し違った見方、考え方がが必要なのです!
では、どうやれば、「数値から問題点を発見できる」のか?
その手法を分かりやすく解説しています!
②必ず、1~2%原価率が低下する、原価コントロール手法
FLコストのコントロールすることが飲食店経営を行う上で大切な事のひとつ。
また、店長業務の中でも大きな仕事となります。
この動画では、原価率コントロールのキモについて解説しています。
毎月、原価率を安定させるためには、基本的な2つのことが大切です。
また、毎月行っている「棚卸」。
この「棚卸」をやる目的を知らずに行っている人もいるのではないかと思います。
「棚卸」の目的を解説しながら、原価率コントロールの重要ポイントについても分かりやすく説明しています。
③”3つの原価率”を把握しよう!~値上げの前に、原価率が高い本当の理由を把握できているか?~
昨今は原価高で、値上げをされた店は多いのではないでしょうか?
店の適正利益を確保するためには、「値上げ」が仕方がないことですが、値上げは、本当は非常に怖いものです。
なぜなら、値上げにより、お客様の足を遠ざけ、売上低下につながる可能性があるからです。なので、慎重に行うべきなのですが、値上げの前に、今一度、「3つの原価率」を再確認して欲しいのです。
というのは、原価率が上昇した理由(原因)が、本当に、「仕入れ価格が上昇した(原価が上がった)」からかなのか?ということです。
そもそもポーションオーバーが日常的になっていたり、在庫管理が雑だったり、店の管理がズサンだったりと、「原価が高くなった」ことが原因でない場合もあるからです。
そのために、「3つの原価率」の把握、共有が大切になるのですが、今一度、この3つの原価率とはいかなるものなか?それを再確認していただく動画になっています。
④人件費コントロールのあり方
多くの売上が見込めない中、コストをどう上手くコントロールできるかが、今問われています。
特に、飲食店はFL管理が重要であり、このFLをどうコントロールできるかが大きく利益を左右します。
人件費や原価の管理は、単なるコスト削減ではありません。飲食店経営コンサルティングでも必ず取り上げられる基本領域であり、数値管理力を持つ店長が組織全体を支える土台になります。
この動画では、基本的な人件費管理の原理原則と人件費率をコントロールするための秘訣について解説しています。
⑤計数分析ミーティングの実際 ~実際の計数ミーティングを大公開~
「計数分析ミーティングでは何を話すのか?どう進めるのか?」という声にお応えして、ご支援先での実際のワンシーンを3パターン公開。
この動画では、どの数値を起点に議論するか、改善アクションにどう落とし込むかを具体的に紹介。
会議を「数字の読み合わせ」で終わらせず、現場が動くミーティングに変えるヒントが得られます。
⑥3ヶ月でFLコストを10%低減 ~あるスープ店の事例~
改善を効果的に進め、成果を出す秘訣は、たくさんのことを行うのではなく、課題をひとつに絞り込み、この課題を解決するための策を何個も行い、徹底してひとつの課題解決に取り組むことです。
すると、ひとつに絞り込んで徹底して行うことで、確実に課題が解決され、さらに、実は、他のことも改善される(良くなる)という副産物が生まれます。
この動画は、数年前にある会社で行った改善により、FLコストが3ヶ月で10%改善した事例をお伝えしています。
メニュー改善、人件費改善にご興味のある方は、ぜひ、ご覧ください!
まとめ
数値管理は、店長にとって避けて通れない仕事です。
大切なのは、難しい計算や専門知識ではなく、**「数値をどう読み解き、現場改善につなげるか」**という視点。
売上や客数、原価、人件費──これらの数字をただ記録するだけでは意味がありません。
そこから問題を発見し、具体的な改善行動に結びつけることで初めて、数字は成果を生み出す武器になります。
本ページで紹介した6つの秘訣は、いずれも現場ですぐに実践できるものばかりです。
数値に苦手意識を持つ店長ほど、取り入れることで大きな成長を実感できるはずです。
「数字を計算する力」から「数字で現場を動かす力」へ。
その一歩を踏み出した店長こそ、真に成果を出せるプロ店長へと成長していきます。
これは私の支援する飲食店経営コンサルティングの中心的なテーマでもあり、数値管理力を高めることが企業の持続的成長につながります。