
よくある誤解に、Q&A形式でお答えします!
私は25年近く飲食業界のコンサルティングに関わってきました。
その中で強く感じるのは、契約前に多くの経営者が「大きな誤解」をされているということです。
ところが、いざご支援を始めると──
「ここまでやってくれるとは思わなかった」
「こんなに親身に伴走してくれる人はいない」
「もっと早くお願いすればよかった」
と驚かれることが本当に多い。
私は、その誤解が依頼する方にとっても、そして私にとってもプラスにならないと感じています。
だからこそ、あえて率直に、よくある誤解と私の本当の姿をお伝えします。
誤解①「コンサルはアドバイスして終わり」
私は“口だけコンサル”にはなりたくありません!
アドバイスして終わりでは、現場は変わりません。
当社の方針として、「人を活かす飲食店経営」実現のための支援というのが主題ですから、「人」をどう成長させるかが大きなテーマです。そのため、月1回の訪問では必ず勉強会を実施します。
数値管理、アルバイト教育、理念の浸透、マネジメント──現場が動けるようにテーマを変え、深く掘り下げます。
さらに月2〜3回はZoomで進捗を確認し、独自開発の数値管理システムで売上やコストを徹底チェック。改善が“ちゃんと進んでいるか”を日々一緒に見ていきます。
訪問時には勉強会で終わらせず、必ず現場に赴き、課題を自分の目で確かめる。
さらに、単に勉強会や店の売上・利益向上の指導だけでなく、店舗業務や人財育成など属人的になりがちなことを仕組み化することろまで構築することも大切にしており、そのためのミーティングもZoomなどを活用して行います。
だから支援先からは「ここまでやってくれるの?」と驚かれるのです。
実際、「顧問料が安すぎる」と言われることも珍しくありません。
確かに、自分でも「やりすぎかな?」と思う瞬間はあります。
でも──それ以上に「店も、スタッフも、必ず成長させたい!」という想いが勝ってしまう。
だから私は、やりすぎてしまうのです。



誤解②「雛形をそのまま当てはめる」
雛形の押し付けは絶対にしません。
会社ごとに課題は違います。時代によって成果が出る方法も変わります。だから私は常に「上書き」しながら、ゼロから作り直すことも恐れません。
そして何より、私が大切にしているのは「聴く」ことです。
社長の考えや思いを徹底的に引き出すため、20時間近く対話を重ねることもあります。
なぜなら、トコトン聴かなければ、相手の本心や本音が分かりませんし、相手のニーズが分からないとご支援先が満足するコンサルティングを提供できないからです。
「こんなに自分のことを話したのは初めてだ」
「先生と話すと頭が整理できる」
そんな声をいただくのは、徹底的に“聴く”ことにこだわっているからです。
そして私はその「聴く力」を現場のリーダーたちにも伝え、社内のコミュニケーションを進化させています。
誤解③「厳しい指導ばかりされる」
確かに「先生が来るとピリッとする」と言われます(笑)。
でも厳しいのは、ルールを守らない、期限を守らない、言い訳をする──こうした“基本を軽んじる時”だけ。
逆に、売上が下がったからといって責めることはしません。スキル不足を叱ることもありません。
私は「基本を守る」ことが成長の土台だと考えています。甘やかしても本人のためにならないからこそ、敢えて厳しくします。
一方で、現場の人との距離は近く、飲み会や雑談の場でも気軽に意見を交わします。延長戦にまで付き合い、「先生、なんでそんなに元気なんですか?」と笑われるのも日常です。
厳しさと親しみやすさ、その両方を大事にするからこそ、現場の空気が変わるのです。


誤解④「飲食業界に特化しているのは狭すぎる」
私は現場を知らないままアドバイスをすることを良しとしません。
だから飲食業界に特化しています。
現場経験があるから、机上の空論ではなく成果に直結するアドバイスができる。スタッフの気持ちを理解できる。だから「飲食専門」であることが、最大の強みなのです。
誤解⑤「成果が出るまで時間がかかるだけ」
小手先の売上アップは絶対にやりません。
それはすぐに剥がれ落ちてしまうからです。
私が目指すのは、1年後も5年後も成果が出続ける体制づくり。
そのために「人を育てること」に徹底的にこだわります。学びを行動に、行動を成果に変える──そこまで支援して初めて教育は意味を持つのです。
結果、過去最高売上を更新した企業も少なくありません。
SNS活用も取り入れますが、目的は顧客との関係づくり。派手な販促ではなく、長く愛される店づくりこそが基本です。



誤解⑥「どんな経営者でも結果が出る」
私は魔法使いではありません。
相性がありますし、経営者が動かなければ結果は出ません。
素直に実践する方は必ず成果を出されています。
逆に「やる前から文句を言う」方は、残念ながら成果にはつながりません。
私は全力で伴走しますが、“走る気持ち”を持つのは経営者自身です。
それがないと、どんなノウハウも意味を持たないのです。
ちなみに私は阪神ファン。野球好きの経営者とは経営論だけでなく、タイガース談義でも盛り上がれるのはご愛嬌です(笑)。
誤解⑦「多店舗化を目指していないと依頼できない」
そんなことはありません!
ただ、「もっと強い会社にしたい」「永続企業に育てたい」というテーマがある方の方が成果は出やすいのは確かです。
漠然と「売上を上げたい」だけでは、改善が目の前の対策に留まりがちです。
私は、企業は存続・発展を目指すべきだと考えています。だから一店舗でも、成長を志す経営者であれば支援します。
大事なのは規模ではなく、経営者の“本気の想い”です。
まとめ
誤解されたままでは、本当に必要な経営者に届かない。
だから、ありのままの姿をお伝えしました。
「ここまでやってくれるとは思わなかった」と驚かれるのは、私がやりすぎているからではありません。
それ以上に、「店を良くしたい」「スタッフを育てたい」と願う経営者の想いに、本気で応えたいからです。
だから、気づけば過剰なほどに伴走してしまう。
でもその積み重ねこそが、支援先の最高の成長と「もっと早くお願いすればよかった」という言葉につながっているのだと信じています。
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