
2026年こそ飛躍を目指す10店舗未満の飲食店経営者さんへ
大手チェーンとの競争で勝ち残るには、貴社独自の「非効率な強み」を最大限に高めること、つまり独自性の確立が絶対条件です。そのための”羅針盤”となる「経営方針書」の策定は待ったなしの課題です。
本講座では、30年近く中小飲食企業を専門にご支援してきたコンサルタントが、この方針書を軸に、多店舗展開でブレない成長を実現するための具体的なノウハウを全て公開します。
※12/20(土)までのお申し込みで、早期申し込み割引(20%OFF)を適応させていただきます!
【非効率こそ、最強の武器】大手チェーンと真逆を行く「アナログな多店舗展開」戦略のすすめ
私たちは、10店舗未満の飲食店が多店舗化を成功させるために、大手チェーンの真似をしてはいけないと考えています。
飲食業界の正攻法とされる「単純化・標準化・省人化」は、資金力と規模で勝る大手のための戦略です。小さな会社がこれを真似すれば、お客様との接点や現場の活気という、本来持つ最強の「非効率な強み」を自ら手放すことになります。
私たちが提唱するのは、この「非効率な強み」を、あえて「最強の武器」として活かす、10店舗未満の会社に特化した独自の多店舗展開戦略です。
他社の真似が強みを失う理由:なぜ「軸」が必要なのか?
一般的な多店舗展開の手法は、あなたの会社の本来の強みを、知らず知らずのうちに無くすことに繋がりかねません。
例えば、今、多くの企業が省人化のためにタッチパネルやスマホ注文システムを導入しています。これらはコスト削減には有効でしょう。しかし、仮にあなたの会社が「人を活かした店作り」を強みとし、スタッフとお客様のちょっとした会話や距離の近さが人気に繋がっているとしたらどうでしょう。
自分たちの強みは「お客様との接点」にあると理解せず、周りがやっているからという理由だけでこうしたシステムを導入すれば、人件費は削減できても、それは自分たちの最大の「非効率な強み」を自ら放棄していることになります。
つまり、自分、自社の「軸」がはっきりしていないと、他社の表面的な手法を真似するたびに、このような自己矛盾を起こしかねないのです。
多店舗展開で人が増えるほど、組織はグラつき始めます。離職率の高さや教育の属人化を防ぎ、会社全体が同じ方向を向いて成長するためには、「私たちはこういう思いで飲食業をやっています」という会社の軸(価値観)を、まず「言語化」することが本当に重要です。
この「会社の軸」となるのが「経営方針書」であり、多店舗化を進めるうえでの絶対必要条件だと断言できます。
飲食専門の当社が推奨する「経営方針書」の特長
当社の作成支援は、「作って終わり」ではありません。長年の飲食専門コンサルティング経験に基づき、あなたの会社の「人」と「利益」を最大化することに特化しています。
多店舗化の壁となる人材育成・QSCのブレ・再現性のなさといった飲食業特有の深刻な課題を、経営方針書という一枚の「羅針盤」で解決に導きます。
【中西推奨】あなたの会社を成長させる経営方針書の特徴
そこで、当社が推奨し、実際に多くのクライアントで成果を上げている経営方針書の特徴(支援の特徴)と、飲食店特有の作成ポイントをまとめてご紹介します。
1,飲食店の「勝ちパターン」を徹底的に言語化し、成功の再現性を確保
単なる理念に留まらず、多店舗展開で必須となるターゲット、立地、メニュー、接客などの具体的な成功基準を方針書に落とし込みます。
2,現場判断のブレをなくす飲食専門の実行基準確立
QSCやFLコストといった飲食現場で必須の管理指標を軸に据え、全店舗で統一された行動基準を確立し、SVの負荷増大といったマネジメント課題を解消します。
3,「人を活かす経営」を実現する人財戦略の軸づくり
小さな会社のハンデを「社長の想いが直接届く魅力」に変えるメッセージを盛り込み、採用基準を一本化し、離職率の高さや教育の属人化を克服します。
【例】 「非効率こそ最強の武器」を体現する経営方針書の具体例
当社がご支援している企業は、皆、「人を活かす」「人中心」とした企業つくりを進めています。多くの会社が、どちらかと言えば、「非効率」を武器とし、これを他社との差別化のポイントとし、地域一番になるための経営を行っています。
コンサルティングの始めに、この「経営方針書」を作成するのですが、お客様の想いを約15時間かけて徹底的に言語化し、マトリクスとして整理したのが以下の事例です。

これをもとに、あなたの会社独自の「軸」が明確になった状態であり、多店舗展開でブレない羅針盤となります。
※方針書に纏める内容(上記マトリクスにある内容)
① 会社のあるべき姿(理念・ビジョン・使命・価値観)
【ここで考えること】
自分たちはなぜ飲食店を経営しているのか?どんな社会的価値を生み出したいのか?
【記入例】
「地域の食文化を広げる」「スタッフの幸せを第一に考える」「10年後に◯◯店舗規模のグループをつくる」
【役立つポイント】
“出店の目的”や“経営の原点”を見失わなくなる。経営判断に迷った時、必ずここに戻れる。
② スタッフのあるべき姿(人財育成方針・採用基準)
【ここで考えること】
どんな人に仲間になってほしいか?育てたい人財像は?
【記入例】
「お客様に誠実であることを大切にする人」「学び続ける姿勢を持った人」
【役立つポイント】
採用ページや面接で「当社に合う人財像」を明確に打ち出せる。教育・研修の方向性も一本化される。
③ 店舗運営方針(コンセプトのまとめ【ターゲット、利用動機、立地、客単価、メニュー接客など)
【ここで考えること】
店舗コンセプト、どんなお店なのかを具体化します。
【記入例】
ターゲット、利用動機、客単価、立地をそれぞれ具体的に言語化します
【役立つポイント】
属人的な判断をなくし、どの店舗でも“同じ体験”を提供できる。
④ 5年後のあるべき姿(未来像・数値目標・組織体制)
【ここで考えること】
5年後にどんな会社になっていたいか?売上・利益・組織・スタッフの待遇・社会的評価まで描く。
【記入例】
「売上10億円」「社員定着率90%」「店長が理念を語れる組織」
【役立つポイント】
短期的な利益追求に振り回されず、“長期ビジョン”を持って進める。金融機関や投資家への説明資料にも使える。
⑤ 今期の重点行動(具体的アクションプラン)
【ここで考えること】
今年はどんな課題に取り組むのか?それを達成するための“具体的な行動”は何か?
【記入例】
「店長会議を月1回必ず実施」「アルバイト教育プログラムを刷新」「理念の更なる浸透」など。
【役立つポイント】
“やるべきこと”が明確になるので、現場が動きやすくなる。目標が数字や行動で定義されるため、成果検証がしやすい。
このようにマトリクスを活用して、考えるべきことを1枚にまとめ、最終的にはこのような冊子にまとめ経営方針書として完成させえています。

経営方針書を作成するメリット
これまでのご支援先では必ずこの経営方針書を作成しています。この方針書を作成することで様々なメリットがあるのですが、大きなメリットを5つ紹介します。
1.採用と定着率の劇的な向上(「人を活かす経営」の実現)
・誰に来てほしいか明確になる: 「お客様との会話を楽しめる人」「マニュアル外の気遣いができる人」などという具体的な人財像を打ち出せるため、求める価値観に共感する人だけを採用できます。
・離職率の低下: 入社前に会社の「非効率を強みとする」哲学を理解しているため、入社後のギャップが減ります。自分の「温かさや気遣い」が評価軸に入っていることで、スタッフは働きがいを感じ、定着率が向上します。
2.現場の判断スピードと品質の統一
・「羅針盤」として機能: 経営者の想い(非効率な気遣いを追求する)が、QSCや評価制度にまで一貫して落とし込まれているため、現場スタッフは迷ったときの方針(軸)をすぐに確認できます。
・属人化の解消: 「接客の質」が、属人的な指導ではなく「哲学に基づく行動基準」として定義されるため、店長やSVが変わっても、どの店舗でも同じレベルの顧客体験を提供できるようになり、品質のブレがなくなります。
3.多店舗化の再現性とリスク回避
・再現性の確保: 「勝ちパターン」(ターゲット、立地、利用動機、客単価、メニューなど)が、単なる効率だけでなく、哲学(人の温もり)と結びついた具体的な基準として言語化されるため、再現性のある出店戦略が可能になります。
・経営判断のブレ防止: 新しいシステム導入やメニュー開発、出店場所の選定など、すべての判断を「非効率な強みを活かすか」という軸で検証できます。これにより、「周りがやっているから」という理由で自社の強みを失う失敗を防げます。
4.資金調達や外部との連携強化
・説得力のある事業計画: 金融機関や投資家に対し、「私たちはなぜ儲かっているのか」「この哲学で今後どう成長するのか」というストーリーと論理を一貫して説明できます。特に、大手と差別化された明確な事業戦略は、高い評価に繋がります。
5.経営者の思考の整理と自信の強化
・頭の中の「見える化」: あなたの支援で約15時間かけて言語化された「軸」は、経営者の創業時の情熱や潜在的な価値観を再認識させます。
・孤独の解消: 経営者が常に「これが自分の軸だ」と立ち返る場所ができるため、多店舗展開で発生する多くの課題やプレッシャーの中でも、自信を持って意思決定できるようになります。
👤 こんな飲食店経営者におすすめします!
・来年こそ、会社を前に進めたいと考えているが、戦略に迷いを感じている方
・会社の理念や価値観を言語化したいが、うまくまとまらないと感じている方
・多店舗化を進める上で、人材育成や品質のブレに悩んでいる
あなたの熱い想いを、確かな形に変える一歩を踏み出しましょう。
開催概要
経営方針書策定講座
| 開催日 | 2026年1月13日(月) |
| 開催時間 | 13:00~18:00 |
| 開催場所 | 東京都千代田区内神田3-4-11 サニー南神田ビル サニー会議室 ●会場の場所はこちらをご覧下さい>>> |
| 定員 | 10名さま限定 |
| 対象 | 飲食店経営者・幹部 |
| 参加費 | 10名程25,000円(税込) |
※2025年12月20日(土)までにお申し込みの方は、
早期申し込み特典として20%OFF(20,000円)にて参加可能です。
講座内容
本講座では、多店舗展開の成功に必要な「軸」を明確化し、あなたの会社独自の「経営方針書」を作成するプロセスを学ぶとともに、この方針書をどう組織に浸透させるかまで言及いたします。
1,「非効率な強み」の具体的な特定と活かし方
- 「非効率な強み」とは具体的に何なのか?:
- 他社(大手)には真似できない、自社固有の「非効率な強み」の見つけ方。
- 例えば、「お客様との会話」を強みとする場合、それを店舗運営方針のどの部分にどう反映させるのか?具体的な成功事例の紹介をします
- 「非効率」がどう「利益」に繋がるのか?
- 非効率を追求すると、QSCや人件費(FLコスト)が悪化しないか?「最強の武器」として活かすための具体的な採算ラインやコストコントロールの方法は?
2,人材戦略と離職率の具体的改善策
- 価値観ベースの採用の具体的な手順:
- 言語化した「価値観」を、採用ページや面接でどのように伝え、応募者の見極めに活かすのか?(具体的な質問や見極めポイント)
- 「共感する人だけを採用できる」という結果を出すための、具体的な採用プロセスのステップ
- 「人を活かす経営」を基盤となる評価制度とは?
- 「非効率な気遣い」や「温かさ」といった定性的な行動を、どのように評価制度に落とし込み、給与や昇進に反映させるのか?(現場が納得する評価の仕組み)
- 多店舗化における教育の属人化解消法
- 社長の想いが届きにくい多店舗体制で、どのようにして全スタッフに「軸」を浸透させ、統一された教育を実現するのか?(具体的な教育プログラムやツールの紹介)
3,経営方針書の「作成手順」と「現場での運用」
- 「経営マトリクス」の具体的な作成ステップ
- 理念はどう考えるべきか?会社がお客様視点になる理念の作り方
- 「店舗運営方針」や「今期の重点行動」といった実務に直結する部分の落とし込み方法
- 「作って終わり」にしないための運用方法
- 作成した方針書を、現場のスタッフやSVが日々どのように活用すれば、判断のブレがなくなるのか?(店舗への掲示方法、会議での使い方、マニュアルとの連動など、運用フェーズの具体例)
4,QSCのブレを防ぐマネジメント方法
- QSCを「軸」に基づいて統一する基準:
- 「非効率な強みを活かす」という軸のもと、QSCのどの項目に重きを置き、どのような実行基準(数値・行動)を設定すべきか?
- SV(スーパーバイザー)制度の構築方法
- SVの具体的な指導・チェックポイントの明確化)
5,多店舗展開の「勝ちパターン」の言語化
- 自社の「勝ちパターン」を見つけるための分析方法
- ターゲット、立地、利用動機などを分解し、成功を再現するための「勝ちパターン」をどうデータや経験則から抽出するのか?(分析の視点や、失敗パターンを避けるための基準)
講師
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中西 敏弘
1970年生まれ。奈良県出身、立命館大学経済学部卒。
大学時代より飲食店に携わり、飲食店専門コンサルタント会社に入社。直営店(居酒屋)での現場経験後、コンサルタントとして活動。大手焼肉チェーン店に転職後、2004年中西フードビジネス研究所設立。
10店舗未満の中小飲食企業が、大手チェーン店のような多店舗化ではなく、「価格より価値」「規模よりも地域貢献」「システムより人」を柱とした多店舗化を目指す会社作りのために、「学び」を中心としたご支援により「人・店・会社」を伸ばすコンサルティングを行っている。
当社のビジョンは、「中小飲食店で働きたいという若者を増やします!」。
環境整備(休日増加、時間短縮など)はもちろんのこと、もっと「やりがい」「楽しさ」を感じることができる職場環境作りのためのノウハウを蓄積し、提供し続けていくことで、飲食業界で働く人、特に、大手ではなく中小飲食企業への就職希望者が増えるよう日々活動している。
お申し込みはこちら
※なお、2025年12月12日(金)までにお申し込みの方は、
早期申し込み特典として20%OFF(20,000円)にて参加可能です。
10名様限定ですので、ぜひ、お早めにお申し込みを!
