Employee Education/Training
飲食店社員教育・研修
研修といえば、「辛い」「面白くない」というのが一般的ですが、当社は、受講者の皆さまができるだけ「楽しめ」そして、現場で活用できる研修(勉強会)を実施することをめざしております。当社の研修(勉強会)の考え方と詳細を下記にてご紹介します。
ご支援先にて「研修」(勉強会)を実施する理由
当社のご支援先のコンサルティングにおいて、基本「勉強会」(他社でいう研修)を実施していただくようにしています。この勉強会は、全スタッフに参加していただき、月1回必ず実施(時間4時間から6時間)し、色々なことを学んでいただいております。勉強会をコンサルティングの主軸にしている理由は、「個のレベルアップをはかることが、会社全体のレベルアップにつながる」と考えているからです。
当社がご支援させていただいている飲食企業様は、規模的には3店舗ぐらいから5店舗ぐらいまでですが、どちらかと言えば、「店を増やす」ことを目的とせず、「強い店をつくる」「人がイキイキと働いている店をつくる」「人を活かす店を増やす」という考え方で経営している会社がほとんど。




当社も、「とにかく効率化を図りながら店を増やす」という経営よりも、店に行けば、人の良さ、つながり、が感じられるような店が好きだし、それにそういった店を作る事こそが「チェーン店」との差別化につながるし、それが中小飲食企業が活き残るための最善策だと信じているからです。
そのためにも、「人の強化」「個の強化」が必要ですし、「個の強化をはかることが、会社を強くする」と信じているため、コンサルティングの主軸を「勉強会」を行うこととし、そこから店の売上アップのための戦略策定や仕組みつくり等のアドバイスをさせていただいております。
勉強会でどんなことを学ぶのか?
「昨今の飲食業界をみても、伸びている会社を見れば「学ぶ時間」を増やしていることから、勉強会をやるのは大切だというのは分かっているんですが、具体的にどんな勉強をするのですか?」
実際に当社のご支援先で実施している勉強会で行っているテーマは、次の2つ。
1)理念を共有する
2)様々な価値観を同じにする
1)の理念を共有するというのは、”何のために仕事をしているのか””何が判断基準となるのか”ということを皆で共有することが一番の狙い。
経営理念とは、会社がなんのために存在するのかを明文化したものであるため、これを深めていけば、自分たちは何のために仕事をするのかが必然的に明確になってきます。つまり、目的意識が明確になり、ただなんとなく仕事をするのと、目的を持って仕事をするのでは、各人の人生も変わってくるし、仕事の成果も大きく変わってくるということです。
この点は次のあの有名な「3人のレンガ職人」の話を読むと理解が深まるのではないかと思います。
3人のレンガ職人の話
炎天下にレンガを積んでいる3人のレンガ積み職人のそばを、旅人が通りかかりました。旅人は3人のレンガ職人に「あなたは何をしているのですか?」と声をかけました。その問いに対する答えは三者三様でした。
1人目のレンガ職人はこう答えました。
「私は、親方の命令に従ってレンガを積んでいるんだ」
2人目のレンガ職人はこう答えました。
「私は、レンガを積んで、高い塀を造っているんだ」
3人目のレンガ職人はこう答えました。
「私は、レンガを積んで立派な境界を作っているんだ。この教会が完成すると、施主や多くの人々はとても喜ぶだろう」
この3人の違いは仕事の「目的」です。3人のレンガを積む目的を整理してみましょう。
1人目のレンガ職人は、目的を持たずに、指示されたことをこなしているだけです。
2人目のレンガ職人は、高い塀を作ることを目的としています。
3人目のレンガ職人は、教会を造って、多くの人の役に立つことを目的としています。
これは、「マネージメント」等で有名やピーター・ドラッガーが著書の中で述べていること。
ドラッガーは、この三者三様の答え方から、仕事の目的やとらえ方によって、仕事の取り組み姿勢が変わると述べているのです。
人は目的意識の持ち方次第で、仕事のやり方、姿勢が変わります。
今は上述したように「いかに、お客様に選んでいただくか」が大切な時代。
だからこそ、お客様目線での仕事がとても重要になります。
にもかかわらず、昔と同じように、売上、利益だけを目的とした仕事のやり方をすると、お客様よりも自分たちのことを優先し、とにかく売上さえ上がればいいと思うようになってきます。売上や利益やあくまで「結果」、つまり、お客様満足度の「結果」であって、お客様の満足度が向上すれば自然と売上や利益はついてくるものです。
だからこそ、社内で理念を深め、自分たちの働く目的を明確にすることが重要で、さらに言えば、自分たちが理解しているだけでなく、自分たち自身が体現できるようにする為、また、アルバイトにも理念を伝えられるようにするために理念の一言一句を深めたり、理念をどう判断基準として活用するのかを勉強会で行っています。
2)の様々な価値観を同じにする、について書かせていただきます。
たとえ、理念に対する考えが同じであっても、現場で行う仕事が各々違う方向で仕事をすると、会社・店としてはなかなか成立しません。
例えば、人を教える事に関して、A君はとにかく人を教えるには「指示命令」が一番で、マニュアル的にただ仕事をこなさせればいいと考えている。一方、B君は、人の個性を大切にし、各人が自分で考えて行動出来るよう、相手に気づかせながら仕事をさせるようにする。
こんな2人が社内、店内にいると、一貫性ある教育はできませんし、評価も難しくなりますよね?
どちらが正解ではなく、皆が同じ価値観、方向に向かって仕事をすることが大切で、だからこそ、様々な仕事の「あるべき姿」「方針」を作り、それを社内に浸透させることが大切なのです。
先ほどの例でいえば、教育の方針は「自分で考えて行動出来る人財を育成する」というような具合。他には、接客や商品、クレーム、そして、店つくりの方針など、会社としてのあるべき姿を明確にし、それを皆で共有するための勉強が、「価値観を同じにする」勉強ということです。
具体的には、「数値管理の手法、考え方」、「アルバイト教育」、「店長としての仕事のあり方」(コミュニケーションやリーダーシップの取り方など)、店舗コンセプトの考え方などを学んでいただきます。






さて、この2つの勉強をする目的は、「各々が自ら考えて行動出来る人財になる(する)ため」。また、こういう人財を一人でも多く作ることで、各人が楽しく、やりがいを持って仕事をしてもらうため、です。
教育は一朝一夕で結果がでるものではありません。
しかし、上記のような勉強会を継続していくことで、いつの間にかスタッフの力がつき、気が付けば売上が向上している、というのが当社ご支援先の状態です。もちろん、すべての会社で結果が出ているわけではありませんが、愚直に継続してくれている会社は、間違いなく「結果」がでています。
もし、皆さんが「個の強化で会社を強くしたい」「スタッフの能力を伸ばしてあげたい」とお考えであれば、当社の勉強会を定期的に、そして、継続的に実施してみませんか?
当社の研修、勉強会の3つの特徴
当社の研修、勉強会には、下記の3つの特徴があります。
1「受け身型」ではなく「参加型」で楽しく学べます!
一般的な研修や勉強会は、講師の話を「一方的に聞いいている」ことが多いですが、当社の研修は、「参加型」を基本としています。カリキュラム内には、ロールプレイングやグループミーティングを多用し、できるだけ「楽しく」学べるのが一番の特徴です!また、今はYouTubeなどで自分で学ぶことも可能ですが、ロープレやグループミーティングで仲間と話し合ったりすることで、理解がさらに深まります。


勉強会にてのグループミーティングの様子


勉強会にてロールプレイングを実施している様子


社員全員参加で勉強会を実施している様子
2実践的な知識やノウハウを、各社の課題に応じてカリキュラムをカスタマイズ
教科書的な内容をいくら学んでも現場で活用できなければ何も学んだ意味がありません。ありきたりの研修ではなく、「実践的で現場で使える研修・勉強会」というのが大きな特徴です。そのため、各社が抱える課題等を踏まえ、各社に応じた研修会・勉強会のカリキュラムを作成し実施します。
また、当社は、20年以上飲食店の教育に従事しているため、また、飲食店の現場において、店長を実際に指導しております。当社の研修(勉強会)のカリキュラムは、20年以上のコンサルティングの中で、実際のお店で活用し、実際に効果があった、成果が出たやり方を皆さんに学んでいただけます。
研修、勉強会カリキュラム例①


研修、勉強会カリキュラム例②


研修、勉強会カリキュラム例③


3「各種テンプレート」を活用した研修
学んだことをより実践(店)で活用してもらいやすくするために、店で実際に使用しているテンプレートをもとに研修や勉強会を進めます。このテンプレートがあれば、仕事も進めやすく、学んだことをそのまま活用もしやすくなります。「明日から使える」ということが特徴の一つです。
実際に活用しているテンプレートサンプル






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研修(勉強会)の実施方法
研修(勉強会)は、下記の2つの頻度、期間にて研修を実施いたします。
1年間での実施
1年間ぐらいを目安に、じっくりより深く当社が入り込んで行う研修(勉強会)です。もちろん、1年以上継続して実施することも可能です。
① 全社員対象向け研修(勉強会)
対象 | 基本全社員 |
目的 | 全社員で会社の価値観、働く価値観の共有のため 会社としての仕事のやり方、進め方を共有するため |
研修(勉強会)の時間 | 最低4時間 |
期間 | 最低1年間 |
内容 | 理念浸透(価値観の共有)、アルバイト教育など仕事のやり方、進め方 |
※カリキュラムは、実施前に1年間のプログラムをご要望などをお伺いしたうえで作成します。
また、研修(勉強会)を実施しながら、内容を変更して行う場合もあります。
② 店長向け研修(勉強会)
対象 | 店長 |
目的 | 店長としてのあり方や店長業務に必要な知識、ノウハウを共有するため |
研修(勉強会)の時間 | 最低4時間 |
期間 | 最低1年間 |
内容 | 数値管理(FLコントロール)、アルバイト教育(初期教育、目標設定、評価の方法、コミュニケーションの取り方など)、店舗改善、チームビルディングなど |
※カリキュラムは、実施前に1年間のプログラムをご要望などをお伺いしたうえで作成します。
また、研修(勉強会)を実施しながら、内容を変更して行う場合もあります。
③ マネージャー(統括店長、SV)向け研修(勉強会)
対象 | マネージャー(統括店長、SV) |
目的 | マネージャーとしてのあり方やマネージャーに必要な知識、ノウハウを共有するため |
研修(勉強会)の時間 | 最低4時間 |
期間 | 最低1年間 |
内容 | コーチング、問題改善、スケジューリングなど |
※カリキュラムは、実施前に1年間のプログラムをご要望などをお伺いしたうえで作成します。
また、研修(勉強会)を実施しながら、内容を変更して行う場合もあります。
費用:20万円(税込み)
月1回の訪問指導と数回のZoomでの打ち合わせ含む。
交通費、宿泊費は別途ご請求いたします。
2単発での実施
1日だけ、数回だけ、とテーマを決めて、単発的に実施する研修(勉強会)です。
1日研修
研修例
数値管理編
必要時間 | 5時間 |
カリキュラム内容 | 1,飲食店で利益を残すとはどういうことか? ・PLの読み方 ・飲食店の現場が行うべき数値管理とは? 2,確実に適正原価率にコントロールできる原価管理方法 ・理論原価率、実際原価率、適正原価率の違い ・適正原価率にコントロールする方法 ・棚卸はなぜ実施するのか? 3,あるべき人件費コントロールのあり方 ・積み上げ式と逆算式シフト組みの違い 4,毎月の売上管理のあり方 |
教育・指導編
必要時間 | 5時間 |
カリキュラム内容 | テーマ:「離職率を減らすために求められるアルバイト・パート教育のあり方」 ●アルバイト・パートとの関係性を構築するためのコミュニケーション 1、「聴く」のトレーニング ・二人一組でのヒアリングロープレ(相手の夢、目標を聞き出す) ・「聴く」と「聞く」の違い ・「聴く」が上手くなる10個のワード 2,フィードバック ・「褒める」ために必要なこと ・フィードバックが上手くなるには? 3,アルバイト・パート教育の悩みを共有 ・参加者全員から、アルバイト教育での悩みを発表 ・何で悩んでいるのかを皆で共有と簡単な講師からのアドバイス ●アルバイト・パート教育とは、何を教育することか? 1、アルバイト教育とは、「本学」と「末学」を教えること! ・「本学」とは? ・「末学」とは? ・指示出し(教える)の3原則 2、「仕事を「楽しい」と感じさせる教育・指導とは? ・「仕事を楽しい」と感じさせるためには、どうすればいいか? ・仕事を楽しませるための3要素 |
※他にもご要望に応じて実施させていただきます。
費用:8万円(税込み)
※なお、交通費、宿泊費別途ご請求させていただきます。
テーマを絞って数か月で実施
研修例
テーマ:アルバイト教育を基本から応用まで
第1回:アルバイト教育とは何を教えることなのか?
アルバイト教育と言っても、実際にどんな教育をすべきかを理解できていない人が多いようです。
アルバイト教育とは、具体的に何を教育すべきなのか?その基本は「本学」と「末学」を教えることとなるのですが、具体的な「本学」と「末学」の内容を知り、何を日々教育すべきかについて学んでいただきます。
第2回:「教える」の基本
「教える」とは「相手をできるようにさせる」こと。
普段、いかにマニュアル的にそして指示的にしか教えていないかということを知り、「教える」とはどういうことなのかを改めて学んでいただきます。
第3回:アルバイト、営業中のスキル向上のための教育方法
営業中は、単に「注文がとれる」「商品が提供できる」だけでは、アルバイトは戦力になりません。それ以外の仕事ができて初めて「店で役に立つ」のですが、そのコツ・ポイントをしっかりと教えている店は意外に少ないようです。営業で「役に立つ」からこそ、アルバイトは成長を感じ、やる気が高まるのです。この営業で役に立てるアルバイトに教育する具体的手法、仕組み化について解説します。
第4回:初期教育のあり方
初期教育のあり方、特に、最初の1~3ヶ月の教育次第で今後のアルバイトの成長が変わってきます。また、何から「教える」かによっても、アルバイトの仕事のやり方も大きく変わってきます。
「何から、どう教えていけばいいか・・・?」
アルバイトが早期に戦力化できるのか?、について具体的プログラムの組み方と教育方法について解説します。
第5回:アルバイトへの目標設定と面談の実施方法
アルバイトを確実に成長させるからこそ、やる気がでて、仕事が楽しくなるものです。そのためには、日々の目標設定がとても大切であり、日々の目標を達成するからこそやる気も高まり、成長にもつながります。
日々の目標設定の方法と、また、定期的な面談のやり方についても、実際にロープレなどを行いながら、学んでいただきます。
費用:30万円(税込み)
※なお、交通費、宿泊費別途ご請求させていただきます。
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「オンライン無料相談」のヒアリング内容をもとに、研修・勉強会内容と費用をご提案させていただきます。
弊社からのご提案内容にご納得いただければ、研修(勉強会)実施スタート
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